猫にミネラルウォーターは良くない?猫の健康を守る水の選び方を徹底解説

necomochi

「人間に良い水=猫にも良い」と思っていませんか?

実は、猫にミネラルウォーター(特に硬水)を与えるのはおすすめできません。
これは、ミネラルの過剰摂取が尿路結石などの病気を引き起こす可能性があるためです。

この記事では、猫にとっての安全な水の種類、ミネラルウォーターのリスク、毎日の水の管理ポイントまで詳しく解説します。
大切な愛猫の健康を守るために、正しい知識を身につけましょう。

猫にとってミネラルウォーターは危険?理由を解説

ミネラルウォーターとは?

ミネラルウォーターは、地下水をろ過・殺菌し、ペットボトルに詰めた飲料水です。含まれているミネラル成分(カルシウム、マグネシウムなど)の量によって、次のように分類されます。

種類硬度(mg/L)特徴
軟水0〜100日本の水道水と同じ。まろやかで飲みやすい
硬水100〜300以上ヨーロッパ産に多く、ミネラル豊富

硬水を猫に与えるリスクとは?

硬水にはミネラルが多く含まれているため、猫の腎臓や膀胱に負担をかけることがあります。
特に問題になるのが尿路結石です。

❗ こんな猫は特に注意

  • オス猫(尿道が細く詰まりやすい)
  • シニア猫(腎臓機能が低下しやすい)
  • 泌尿器系の病歴がある猫

ミネラルの多い水を継続して飲ませると、体内で結晶ができやすくなり、最悪の場合は排尿困難に

これは命にかかわる事態です。

猫におすすめの水の種類は?

日本の水道水(軟水)

日本の多くの地域では、水道水は軟水であり、猫にとって安全です。

ただし、カルキ臭(塩素臭)を嫌がる猫もいるため、次の工夫がおすすめです。

  • 浄水器を通す
  • 一度沸騰させて冷ました水を使う
  • ペット用自動給水器を導入する

猫の水管理でありがちな失敗とその対処法

① 水を1日放置している

猫は「新鮮な水」しか飲みたがりません。
最低でも1日1回、夏場は1日2回水を交換しましょう。

② 器がぬめっている

プラスチック容器は雑菌が繁殖しやすいため、陶器やステンレス製がおすすめ。
加えて材質に関係なく、毎日洗ってあげてください。

③ 飲水量をチェックしていない

猫はもともと水をあまり飲まない動物ですが、極端に少ない・多いと感じたら獣医師に相談を。

今日からできる!猫の水管理3つのポイント

  • 毎日、新鮮な軟水を与える(水道水 or ペット用軟水)
  • 器は衛生的な素材を選び、こまめに洗う
  • 猫の飲水量の変化に敏感になる

まとめ:猫に安全な水を選んで健康を守ろう

猫にとって、水は命を守る大切な存在です。

人間に良いからといって、猫にも良いとは限らないのが水の難しいところ。

  • 硬水などのミネラルウォーターは、猫の尿路結石や腎臓病のリスクに。
  • 基本は軟水(水道水やペット専用水)を与えること。
  • 日々の水の管理と、愛猫の体調チェックが何より大切。

「水くらい大丈夫」と思わずに、正しい知識で安心できる環境を整えてあげましょう。

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