猫と暮らす幸せ
necomochi
猫好きFPの蓄財ブログ
「人間に良い水=猫にも良い」と思っていませんか?
実は、猫にミネラルウォーター(特に硬水)を与えるのはおすすめできません。
これは、ミネラルの過剰摂取が尿路結石などの病気を引き起こす可能性があるためです。
この記事では、猫にとっての安全な水の種類、ミネラルウォーターのリスク、毎日の水の管理ポイントまで詳しく解説します。
大切な愛猫の健康を守るために、正しい知識を身につけましょう。
ミネラルウォーターは、地下水をろ過・殺菌し、ペットボトルに詰めた飲料水です。含まれているミネラル成分(カルシウム、マグネシウムなど)の量によって、次のように分類されます。
種類 | 硬度(mg/L) | 特徴 |
---|---|---|
軟水 | 0〜100 | 日本の水道水と同じ。まろやかで飲みやすい |
硬水 | 100〜300以上 | ヨーロッパ産に多く、ミネラル豊富 |
硬水にはミネラルが多く含まれているため、猫の腎臓や膀胱に負担をかけることがあります。
特に問題になるのが尿路結石です。
ミネラルの多い水を継続して飲ませると、体内で結晶ができやすくなり、最悪の場合は排尿困難に。
これは命にかかわる事態です。
日本の多くの地域では、水道水は軟水であり、猫にとって安全です。
ただし、カルキ臭(塩素臭)を嫌がる猫もいるため、次の工夫がおすすめです。
猫は「新鮮な水」しか飲みたがりません。
最低でも1日1回、夏場は1日2回水を交換しましょう。
プラスチック容器は雑菌が繁殖しやすいため、陶器やステンレス製がおすすめ。
加えて材質に関係なく、毎日洗ってあげてください。
猫はもともと水をあまり飲まない動物ですが、極端に少ない・多いと感じたら獣医師に相談を。
猫にとって、水は命を守る大切な存在です。
人間に良いからといって、猫にも良いとは限らないのが水の難しいところ。
「水くらい大丈夫」と思わずに、正しい知識で安心できる環境を整えてあげましょう。